主婦業

めだたない仕事のつみかさね、何となく過ごしても一日、いそがしく動きまわっても一日。だれに評価されることもない主婦の仕事。 でもそれだから、自分だけの主婦の仕事が好き。皆さんはどのような一日を送っていらっしゃいますか?

    

何となく一日が終わってしまうのでは、あまりに味気ないと思います。私は、いつも日曜日の夜、一週間の家計簿の集計をしながら、次の一週間の予定をたてるんです。

献立も、主人の勤務に合わせて、一週間分を考えときます。時々、安くて新鮮な物があると変更することもあります。でも、献立をたててると、必要な品だけさっさと買えばいいし、ついつい不用なものまで買わなくてすみます。

季節的なものや行事がその週にあれば、それを優先します。幼い子がいますので、無理のない程度にしときます。

    

たとえば、今週の予定で、月曜はトイレと台所のそうじ、火曜は家の半分のふきそうじ、水曜は残り半分のふきそうじ、木曜はアイロンかけ、一週間分せっせとためときます。金曜日はつくろい物やミシンかけ、土曜はふろ場のそうじ、休みや、ひまな時は、子供たちも、ふろ場をみがいたり、ぞうきんがけを手伝ってくれます。

日曜は、予定をくまず、少し手のかかるおやつや料理をしたり、主人も休みの時は、ドライブに行ったりのんびりします。 次の週は、また別の予定を考えます。本当に、小さなつみかさねです。

    

夜、子供たちが寝静まってペンを走らせたり、しあわせなひとときです。幼い子がぐずついたり子供が病気になったり、予定通りいかない日も、たびたびです。 でも、それも主婦仕事。そんな時は、何もかも投げ出して子供だけを見つめます。精いっぱい『生きてる』喜びを感じながら、きょうも、あすもせっせと主婦業に励みたいと思います。

    

昭和四十七年四月二十五日 愛媛新聞「てかがみ」掲載

   

   

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