四男
四番目の男の子として、誕生した中二になるわが家の四男。
主人も私も、そして三人の兄たちも、男の子はもう珍しくなく(?)、育てたのではなく、育っている息子は少々の事では動じない。
良い意味での「野太さ」と、ウイットとユーモアにあふれた男の子に育ってくれた。
「ツー、カー」とすぐ反応するトンチと明るさいっぱいだ。
お魚と果物が大好物でリンゴなら一度に四、五個はペロリ。未来のお嫁さんは、好物のものがただで食べれる?漁師か、魚屋の娘さん、それとも果樹園か八百屋の娘さん、いっそ何でもそろってるスーパーの娘さんにしようかと、話してみたり。夫と二人で大笑いしている。
三人の兄たちにはお嫁さんは、「弟を大切にし、優しくて、お小遣いをくれる人」をもらうようにと頼み込んだり。チャッカリぶりに苦笑いする。
将来、何の仕事をし、自分を向上させようかと、話し合ったりの日々は、子供が多い分、悩みや心配もある半面、親としてどれだけ、子供から学び、教えられることが多いことでしょう。
四人の子供に恵まれ、幸せな子育てであったことか―。ありがたいと、しみじみ思うこのごろです。
昭和六十年四月十四日 夕刊うわじま「ゆうかん手鏡」掲載
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