四つの野の花
華やかなカサブランカや、深紅のバラは、立ち止まって感動することがしばしばあります。
でも、そうした感動と異なり、決して派手さはないけれどいつも心を癒す野の花は、とっても大好きです。四人の息子たちが選んだそれぞれの伴りょは、本当に野に咲く花々のような娘たちです。
派手さもなく、決して出しゃばらず、風雪にも耐え、どんなに踏まれても「きっ」と立ち上がり、小さな花を咲かし続けてくれるであろう彼女たち。
夫も私も、そんな四人が大好きです。
よくぞこんなすてきな四人を選んでくれた息子たちに、感謝しています。
春に芽吹く名もなき花々は、しっかり根を張り、たくましく育つエネルギーを持っています。
私はいつも彼女たちから、このエネルギーをもらっている気がしています。
娘を持たない私たちに、神様は四人も素晴らしい娘をさずけてくださいました。これからも、どうかあせらず、ゆっくり小さな野の花を咲かせてほしいものです。
結婚して四十年近く、夫婦として歩んできました。息子たちの野の花は、私ども夫婦の大切な宝です。
平成十四年一月十二日 愛媛新聞「てかがみ」掲載
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