ゆっくり芽を出せ

この春、我が家の四番目の末っ子が幼稚園に入園して、そろそろ九ヶ月。始めての集団生活を心配していましたが、元気に通園する姿に、ほっとしています。

   

先日愛媛大学の長谷川教授のお話を聞き、考えさせられることの多い自分に反省しております。その中で教育の減速運動のことを、おっしゃっておられましたが、私も大賛成の一人です。
「早く芽をだせ」式のさまざまの諸問題から、「ゆっくり芽をだせ」と、温かく見つめていく、教育のあり方があってもいいのではないでしょうか。

   

我が家の四人の子どもにしても、一人一人性格、性質も異なり、毎日考えさせられたり、学ぶことの多い日々です。
子どもに教えることも多い反面、子どもから教えられることもたくさんあります。
毎日毎日の子どもの小さな成長が、いつか大きく成長し、前進していけるように、その子その子の個性を、ゆっくりひきのばしてやることが、大切なことだと思っています。

   

昭和五十一年十一月頃 明倫幼稚園「父母の会報」掲載

   

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